No1理論

気が付くと、最近は割と自分の気分をアゲアゲにする本を読むことが多いのですが、これはある種無意識に自分を洗脳しようとしてるんじゃないかと思えてきました。

そういうアゲアゲ本を読んでいると、本当にポジティブになってくるので、なかなか効果があるともいえるのかもしれません。自分はできる子だと自分の脳に刷り込ませています。

最近読んだ西田文朗氏著の「No1理論」について印象に残った部分を抜粋しました。

・人の脳は感情、イメージ、思考の三つがプラスになれば、必ず成功できる仕組みになっています。

・人間の能力差は潜在意識に存在しています。そして、その潜在意識は、最初のいくつかのチャレンジに、たまたま成功したか失敗したかで、ほとんど決定されてしまうのです。逆に言えば、勉強が苦手な子が優等生になったり、金儲けの下手な人がどんどん儲けられるようになるのは、いかに簡単かということです。潜在意識にインプットされた記憶データを変えてやればいいのですから、ことは非常に簡単です。

・自己改革するには、今までの自分の枠を壊せばいいということ

・天才というのは、強靭なイメージ力を持った人たち

・目標設定が大事な理由は、明確な目標というイメージが、人をそこへ引っ張りあげるからです。

・成功から見れば、それまでの失敗や苦しさ、努力も、単なるプロセス。間違いなく成功するとわかっていますから、不安や心配、焦り、迷い、ためらいのような否定的な感情が起こらず、楽しみながら前進できる。必ず報われるとわかっているので、辛い努力も楽しくなるのです。

・目標を達成した将来から今を振り返ると、現在の自分に何が欠けているか、何が必要であるかが歴然と見えてきます。

扁桃核は、人の好き嫌いを決定する脳。

・普通の人間は自分の扁桃核によって、成功できないように仕組まれています。ブレイントレーニングが必要なのはそのためです。

・たとえば、宗教に関しては立場によって多様な見方があるでしょうが、世界に無数に存在する宗教は、突き詰めれば、すべて自分を信じるための心のシステムです。神を信じると自分が信じられるようになる。ですから信仰を持つ人間は、ときに私たちには想像もつかないような驚くべき底力を発揮します。

・メンタルヴィゴラスとは、単なる心理的テクニックの結果ではなく、知情意の三つが一つになった生き方のこと

・ヴィゴラス状態は「~できる」「できて当たり前」という思考です。プラスなのは思考だけでなく、イメージも感情も同時にプラスになっています。具体的に言うと成功や優勝、幸せな家庭が明確にイメージでき、それが実現した際の喜びや感動まで感じられる。いわば、未来を先取りした「もうできちゃった」のウキウキワクワク状態です。

・仕事の成功、人生の目標もリアルにイメージすることが、それを現実化する秘訣です。抽象的で漠然とした願望は右脳にインプットできません。

・リアルに思え、繰り返し思え。これが、思いを現実化するイメージングです。

・否定的な言葉を肯定的なものに変えて、こうした言葉の絶大な力を利用してしまおうというのが、「言葉の法則」です。

・自分のマイナス感情をYESと認めてやればいいのです。そのあとで、BUTと切り替えていく。すると、面白いほどBUTのあとだけを覚えています。

・短期目標だけを見て努力してきた人が成功すると、そこで満足し、次の目標が見いだせないバーンアウトに陥りやすくなります。人の脳は怠け者です。現状に満足し、「これでよし」と思えば、その瞬間に進歩が止まるのです。

・人生の長期目標は決して下げてはいけません。人は何かに失敗したり挫折したりすると、自己防衛本能が出てきて弱気になり、つい目標を下げたくなります。ですから絶えず頂上をイメージし、右脳に成功のビジョンを植え付けながら、扁桃核に喜びを条件づけていくことが大切なのです。

・ところが長期目標を持つということが、私たち凡人には非常に難しいのです。そこで、三年後→一年後→二年後の目標を明確にし、イメージ力を強固にしたうえで、はじめて長期目標をイメージします。思い描けなかった未来、曖昧な夢のようなものでしかなった10年後20年後が、鮮明に見えてくるはずです。

・人間が自分から行動するのは何かに心を動かされたときですが、激しく心を揺さぶるのはお金ではないということです。いうまでもなく、その何かは脳のメカニズムと関係しています。

・達成感とは、右脳がイメージする目標を実現した喜びです。達成感をたっぷり味わうためにも、目標を明確にイメージすることが大切なのです。

・承認欲求が満たされると、その喜びを再び味わいたくなり、子供は自分から進んで伸びようとするのです。しかし、実社会はそれほど甘くありません。期待以上の結果を出さなければ、承認なんてとんでもないという世界です。だから自分をホメることが必要なのです。

・仕事そのものに対する誇りとやり甲斐も大きな動機づけです。社会的にどういう意義があるか、他人にどう役立っているかを考えれば、どんな仕事でも誇りややり甲斐が感じられます。大きく成功する超一流になると、もう仕事を仕事と思っていません。ビジネスやスポーツが人生哲学になり、生き方そのものになっています。

・責任を自覚すると誰でも一生懸命になります。けれど責任には二つの種類があり、動機付けとしてはまったく違った結果がでてきます。一つは作業に対する責任で、もう一つは結果に対する責任です。「言われた仕事はやった」「二時間勉強した」「給料は稼いでいる」というのは、作業に対する責任の取り方で、強要型の発想です。一方、自主型のほうは、結果に対する責任を自覚し、「どれだけ生産性があがったか」「勉強で何を学んだか」「自分の稼いだ給料で家族が本当に幸せに暮らしているか」を問題にします。責任は必ず人間関係の中で発生します。ということは、人に対する愛情や感謝から責任が生まれてくるのです。

・自分が伸びている、進歩しているという自覚

・自分のためだけに頑張っているときは、うまくいかないことがあると辺緑系の扁桃核がすぐマイナス感情になります。ストレスがたまり、気持ちが崩れて、「もうできない」「もうだめだ」と弱気になってしまいます。そうならないためにも、心を支えてくれる人が必要です。家族でも、亡くなったおばあちゃんでも、上司や先生、コーチ、片思いの恋人でもかまいません。苦しいときはその人を右脳にイメージする。それがサポーターイマージュリーです。

・アルコールも、脳をコントロールする手段にならないことはありません。左脳の理論的思考が麻痺し、理性の支配が緩みますから否定的なイメージがなくなります。

・真の成功者は、なぜか自分の運命を信じています。「自分が成功したのは、目に見えない運命的な力に支配されているからだ」言葉は違いますが、このような意味のことを誰もが言います。

・自分は必ず成功する運命にある。そういう最高のプラス思考ができるのは、自分の過去や現在の環境、まわりの人に感謝している人間です。